プロシオン染料に代わる新反応染料!!
木綿・麻・レーヨン用の染料です
このリアック染料は染め方の技法に応じて
専用の助剤を使い分けるだけで
各種の技法に対応できます
リアック染料の使い方
*繊維の重さ・100g(今回のTシャツの場合)
*水・布の重さの10倍・1000cc
*リアック染料・布の重さの淡色0.5〜1%、濃色3〜5%(自由)・1g
*無水芒硝・染料液1リットルあたり50g・50g
*フィキサー2・染料液1リットルあたり40cc・40cc(62g)
田中直染料店ホームページの「おすすめ商品の使い方」より抜粋
2005.6.7
実験材料は3つT−シャツ2枚と靴下
沖縄の染物屋さんで聞いたんだけど、人間の汗が付いた所はむらができるとか
今回の商品はパッケージングされてない物ばかりなのでちょっと心配
実験材料
T−シャツ1
(Right Onで購入525円の特価品/一部日焼けのため)
素材:綿50% ポリ50%(ごく普通の生地)
色:白
T−シャツ2
(Right Onで購入525円の特価品/一部日焼けのため)
素材:綿100%(子供用で軟らかいゆるい編み方のもの)
色:白
靴下(Right Onで購入357円)
素材:綿・ポリエステル・ポリウレタン
色:白
用意したもの(必要なもの)
・ステンレス容器×2(持ってた)
・量り(T−シャツの重さを量るため)
・計量カップ(98円ショップで購入102円)
・計量スプーン/2.5g・5.0g・15.0g3本セット
(98円ショップで購入102円)
・リアック染料・オレンジ G/10g
(株式会社田中直染料店で購入299円)
・無水芒硝/250g
(株式会社田中直染料店で購入149円)
・フィキサー2/150g
(株式会社田中直染料店で購入299円)
・熱湯/500cc位
(電子ポットので良いかな)
・水・湯(蛇口の近くであればよい)
・タイマー・時計等
(1時間位が計れる物があればよい)
・容器1(大きいたらい)
途中で必要になったもの
・計算機
・容器2
・ビニール手袋
・ハサミ
...では実験開始
1.T−シャツと靴下の重さを量る
T−シャツ1 150g
T−シャツ2 95g
靴下 45g
合計 290g
2.リアック染料の重さを量ります
濃いめに染めたいので布の重さの3〜5%
あっ、計算機が無い...取りに行く
手持ちの最大量は10g
逆算して10÷290×100≒3.45%
これでいこう^^
3.リアック染料粉末を1,000tの水で溶かす
(田中染料店のお手本は粉末1gの時
100tの水で溶かしてるのでたぶん正しいと思う)
1,000tか...あっ容器が足りない、ビニール手袋も
容器2、ビニール手袋追加
4.容器1に1,900tの水を入れて3の染料液を加えて
合計2,900tにした
これが染料液となり、布の重さの10倍量になるんだって
(正確にはここに10gのリアック染料が入ってるけどまあ大体ということで)
5.染着促進剤を作る
あっ、開かない...ハサミ取りに行く
無水芒硝150g量りステンレス容器に入れ
そこに200gの熱湯を加えて泥状にする
なかなか泥状にならないので後100g熱湯追加
あまり変わらない...(ToT)
しかも容器はステンレスじゃないほうがいいね熱いんだもの(ToT)
(無水芒硝は染料液1リットルあたり50gが目安
熱湯は無水芒硝の重さの同量から2倍くらい)
6.熱湯で泥状にした無水芒硝を4の染色液に加えて
混ぜながら溶かすんだけど
なかなか泥状にならないからとりあえず混ぜながら注いで又混ぜた^^
7.T−シャツ達を一旦水につけ脱水し染色液につけこみ
15分くらいむらにならないように染めた
10分〜20分っていうけど、結構長いねぇ...
8.染色中のT−シャツ達をを固く絞って液中から出して
フィキサー2を120g加えたい...んだけど...
あー、100gしか持ってないぞ...(ToT)
とりあえず100gで...
目安としては染料液1リットルあたり40t(62g)なんだって
20g足りないな
まあいいや
入れてみるとあらら、真っ黒
オレンジ色だった液体が真っ黒になちゃった
でも大丈夫みたい
最後には色が戻るらしいので、気を取り直して
9.8の液にT−シャツ達をつけてさらに30分
また長いねぇ30分とは...
10.その間固く絞ってまたつけての繰り返し
でもなんだかだんだんいろが定着してきてるような^^
11.30分位経過手袋の中に染色液が入って気持ち悪いなぁ
水洗いだし、ついでに手袋の中も洗っちゃえ
おーっ、きれいなオレンジが戻ってきた
12.湯洗いだ
まだ色は出そうだけど2回ぐらいすすいで今日は干してみよう
13.とりあえず完成^^いろいろばたばたしたけど始めてから2時間30分位かな
乾いたら写真とって、数回着て洗ってまた写真撮ろう
うまくいってるといいな^^
14.後片付け
水洗いだけで意外と綺麗に落ちた
でも作業着に付いたものはとれないだろうなぁ...
15.次の日(2005.6.8)乾いたT−シャツたちを写真で撮った
今度は3回ぐらい着たりはいたり洗ったりしてみよう(この続きは忘れた頃に^^)
※田中直染料店ホームページの「おすすめ商品の使い方」より引用、抜粋あり
総評と反省と今後の方針
3種類のサンプリングをして解かったことは
予想はしてたが靴下やT−シャツ2のような
ゆるく隙間の有る繊維の方が
普通のT−シャツ生地よりも明らかに染まりやすいこと
でもこんなにくっきりした色に染まるとは思ってなかったので感動した
まあ綿100%だからかもしれないけどね^^
T−シャツ1が薄く見えるのはポリは染まらないからだと思う綿50%ポリ50%だもんね
レーヨン(人造絹糸)は染められるけど、ポリは染められないんだね...多分
でもこっちのほうが古着っぽい感じは出やすいかもね^^
T−シャツ2は見事に染まったよ
綿100%が一番良いかもしれない^^
ちなみに首周りに見える白い糸部分は多分ポリウレタンだと思う
靴下もまた見事だ
使用糸の割合はよくわからないんだけど多分ほとんど綿だと思う
こんなに綺麗に染まるんだね
こんどは普通に草木染もやってみたいけど、こういった新しい技法も追っていきたいなぁ
沖縄に行くまでにもうちょっと経験積まないと、前遊びに行った染物屋のおじさんにいろいろ聞けないしなぁ
初めての本格的な染色でバタバタしたけど、次回はもう少しスマートにできそうだ
まず反省点は染料を注文する前に何を染めるか決めて手元にある状態が望ましい
今回は染めるものの重さが実験直前までわからなかったせいでそれに見合うフィキサー2が20g足りなかった
もう1点は田中直染色店のマニュアルのコピーを見ながら進めていたので、途中で計算とか厄介なことに時間がかかった
事前に計画して特に実験が始まったら頭はなるべく使わないようにしたい
最初に心配していた染のむらだけど現時点(2005.6.8現在)では特に問題ないようだった
ついでに今回のT−シャツはどちらも日焼けによるあとがあったのだが
現時点(2005.6.8現在)では見えなくなったなんだか得した気分だよ
こんな感じで月1回ぐらい何か発表できたらいいなぁ^^
copyright(c)2005.160(ロクマル)
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